F.E人事労務デザイン　代表　Toru Kohata

　ITを中心とする技術革新のスピードが加速する中、過去の経験則が必ずしも役に立たない時代となりました。技術に追いつくだけでなく、それに伴う人々の価値観が変化していることに気付き、対応していくことが求められるでしょう。 

　労働・社会保険分野におかれましても、クラウドによる勤怠管理や電子申請の普及など、システム・ハード面はここ7,8年ほどで急速に進展しました。政策としても、育児介護休業法や高齢者雇用安定法の改正、そして「働き方改革」と呼ばれる労働基準法等の大改正など新しい時代―労働に対する価値観の変化―に対応すべく、法整備が行われてきました。しかし、ソフト面ともいえる「人事・労務管理」の運用は、いまだその変化に追いついていない部分があります。

　誰もが同じ方向を見ているわけではない時代の中、適切な労務管理とは何か、その羅針盤となるべく事業をサポートしてまいります。正確な法律知識の提供は当たり前です。顧客企業の立場になって考えるのは勿論のこと、リスク回避、人材定着、従業員感情を踏まえた、現実的かつ未来志向の解決策を模索していきます。

略歴

1983年北海道生まれ。大学卒業後、農水省関連団体、日本郵便を経て、2014年に大企業向けのサービスを提供する社会保険労務士法人に入職し、キャリアチェンジ。外部専門家として5年間の実務経験を積みました。社労士法人退職後は、スタートアップ企業であるANYCOLOR株式会社でのIPO準備、上場IT企業でのM&A対応や海外労務を経験し、2024年より再びスタートアップ企業において、IPOを見据えた準備や事業グロースの土台となる労務管理体制の構築に邁進しております。